日曜の昼下がりを泳ぐ

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僕は歩道が定められていないアスファルトの上を歩いていた。
ふとなにかの気配をショーウインドーに感じた。
振り返り、その気配がなにであるかをはっきりと確認した。
この瞬間から彼女は僕を支配し続けた。
昼下がりの日曜日からいまのこの夜までを。

いや、眠る前だから曖昧であることは止そう。
心地いい目覚めを迎えるためにも。

それは支配じゃなかった。けっして。
僕が彼女の世界に自ら飛び込んだ、ただそれだけのこと。
なりふりかまわず。

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