QP Vol.97

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4月15日発行のクアトロプレスの表2/1Pの見開きです。
dorado collectionの名残がありありと〜(笑)

「ミュージック・アーティストの名言集」
今号はジミ・ヘンを取り上げました。
クラブクアトロ、広島パルコ、タワーレコード、市内のカフェ、
美容室、セレクトショップなどで手にしてみてください。
あわせて5Pの僕のコラムもぜひ。

お嬢さんは自転車に乗って、東へ西へ

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きょうの午後5時近くの平和大通り。
広島市内でだいすきなエリアです。

僕はここの緑地帯になっている公園のベンチをときどき利用します。
場所はきまって大通りを挟んで北側のベンチ。
太陽を正面に受ける南向きでないとね。

きょうは曇り空だったけど僕の前をお嬢さんが
自転車に乗って通り過ぎていきましたよ。
広島は川と緑と自転車の街なんです。
(カープはホームで2連勝!)

明日はすっきり晴れたらいいのになぁ〜♪

サクラが散りはじめた夜に想うこと

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今朝から降り続いていた雨もようやく夜になってあがった。
さっき友人を訪ねた帰り道、ふと足下に目をやると
散ったサクラで小さな泉ができていた。

二年前サクラが咲き始めたあの朝、携帯で写真を撮って送ったことがあった。
昨年も今年も、時折平和大通りに咲き始めたサクラを見上げながら
もう過ぎてしまったあの頃を思い出したこともあった。

咲く桜を謳歌し、散りゆく桜を見送る。
しかし散って時が流れても、心にそっと咲き続けるサクラもある。
いま僕はそんなことを思っている。

あからさまに演歌で昭和歌謡のような夜もまたええもんじゃ〜♪

(写真はイメージYO)

「サイゴン・タンゴ・カフェ」

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文庫本を買うとき、レジではきまって
「カヴァーをおかけしましょうか?」と親切にたずねてくれる。
僕はさからうことなく「はい、かけてください」と返すことにしている。

しかしいざ読むときになるとそのカヴァーも書籍のカヴァーも外して
写真のようにヌードの状態にして読むのだ。
読む手に表紙がめくれたりしてからまないからという理由もあるが、
こうするとなんの個性もないただ一冊の文庫本として存在するのが
僕には心地いいのだ。それにシンプルでこうして目にしても美しいから。

4月2日、本屋さんでタイトルに惹かれて買った文庫本が
この「サイゴン・タンゴ・カフェ」だった。

著者は中山可穂。
収録作品は「現実との三分間」「フーガと神秘」「ドブレAの悲しみ」
「バンドネオンを弾く女」「サイゴン・タンゴ・カフェ」の五編。

最初の二編をホテルAのバーと、ホテルBのラウンジで読み、
残りの三編をいつもの川岸で日焼けしながら読み終えた。

「サイゴン・タンゴ・カフェ」は途中からページをめくるのが惜しいほどで
僕の手が何度も止まった。止めたというのが正解だろう。
内容は書くととまらないのでやめることにする。
読み終えて本を閉じることが出来ずにいたら
それまで瞼の際でとどまっていた涙が静かに細くこぼれてきた。

「この作品に出会えてよかった」
しばし感慨に耽っている僕をからかうかのように、
川下から低音がみごとにカットされたエレクトロな音が耳に届いてきた。
その音はテントを張った花見客のサウンドシステムからのものだった。
このテントは昨年も同じ場所で見かけたことがあるのを思い出した僕は、
一気に現実に引き戻され、つい小さな笑いがこぼれた。

みんないまを思いおもいに自由にたのしんでいるのだ。

最高気温が20度を超えた火曜日のその日、
午後3時を過ぎた太陽はこの川岸に向けて
ほぼ正面から斜めに大きな陰を付け始めてきた。
僕は25年近く愛用している大きなカモフラージュのシートをたたみ
スニーカーを履き直して満開を迎えていたサクラ咲くその川岸を後にした。

作品の詳細 →GO 「角川書店」

小さなプレゼント

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こんばんは、みなさん。

コレクションが終わってこの二日間、僕は最低限のことしかしていません。
なんの約束もないひさしぶりの一人だけの時間に戻っています。
この自由でゆっくりとした時間の流れは、
最後がいつだったか思い出せないくらい懐かしい。

4月のはじまりは、連夜にわたり映画を観ました。
「NINE」「抱擁のかけら」です。
わずかな事前情報で映画館に足を運んだのですが、
たまたまどちらも映画監督をもとにした作品で驚きました。

昨日は観賞料金が通常1,800円が1