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いま僕は西表島の森の中にいる。
虫たちの鳴き声のシャワーを浴びながら。
見上げる空にはたくさんの星が輝いている。
う〜ん、きれいだね。
するとどこからともなく、
Natural Calamityの音が聴こえてきた。
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じつは部屋のPCで『SOUND BUM』というサイトにアクセスして、
ライブコンテンツ、『西表島の森の音』を流しているのだ。
さらに、その森の音にかぶさるように、もうひとつのサイト、
MySpaceでNatural Calamityの音源を流しながら、
ふたつの音でイマジネーションの世界をあそんでいる。
夜のこんな時間でも虫や鳥たちは森の闇に生命を放っている。
この部屋はいま遠く離れた西表島と繋がっているのだ。
そんな今夜はすこしだけスピリチュアルだ。
この『SOUND BUM」は、先日のエントリーで紹介した
『VOYAGE』のサイトから辿って知ったのだ。
一昨日のオンエアリストに、Natural Calamityを見つけた。
そこでふと僕は無数の虫たちの音と一緒に
このNatural Calamityを聴きたくなった。
僕は30代の後半にはテレビ番組の構成をしていた。
台本作業に行き詰まる(飽きる)と、
知り合いのお店で7インチのアナログを買ってきて、気分転換をしていた。
その1枚がNatural Calamityだった。
あのころの週末の徹夜をいま懐かしく思う。
そういえば30代の半ばには、
衛星デジタルラジオステーション『St.GIGA』をよく聴いていた。
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『St.GIGA』
タイム・テーブルならぬタイド・テーブル(潮の干満と月の運行を基準とする)に則った、先鋭的な編成を実現した。時報なし・ニュースなし・DJなし・トークなし。独自にデジタル収録した高品質な世界各地の自然音と、「Voice」と呼ばれる詩のナレーション、サウンド・デザイナーの選んだデジタル音源の音楽とがミックスされた、極めてオリジナルな、放送史上類を見ない高品質な番組(「音の潮流」)が絶え間なく送り出された。
ステーション・コールはカート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』に登場するハーモニウムの発するメッセージから採った「”I’m here.” “I’m glad you’re there.” “We are St. GIGA”」(ただし、原典では”Here I’m.”と”So glad you’re”である)。
wikipedia:セント・ギガより抜粋
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こうしてみると、僕の好きな世界は
あのころと本質はまったく変わっていないなぁ。
そうしていまでは、たくさんのあたらしい、好きな世界が集合しながら、
さらに外界と自由につながり、広がっていく。
未来へ。
そのいまの気持をひとことで言えば「ええじゃろぉ、コレ」。
そしてラジオ番組(Wave & Web)をまたつくりたいと思うのだ。
これが6月最後の日の僕だ。