ありがとうENZO号

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猿候川、大正橋たもとで5年を過ごした“流浪のイタリアン屋台ENZO”。
さまざまな場所での営業を繰り返し、
オープンして今年の10月で、たしか10年になるはずだ。
僕が通いはじめてからもう9年かぁ…。

きょう、そのENZOが類いまれな川沿いでの営業最後の日を迎えた。
4月からは新しい場所(店舗)へ移転してのオープンとなる。

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春めいてきた3月下旬のある日の夕方、
僕はENZOを撮影するためにひとりで西へ向かう電車に乗った。
いつもの地御前駅で降り、さらにそこからてくてく20分ほど歩いた。
ENZOにたどり着くまでの道すがら、陽が長くなってきたことを実感し、
ふとなぜか『急ぐことは何もないのだ』と
穏やかな気持ちに包まれたことを、いま思い出す。
それから間もなくして広島の桜が開花した。
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この写真はクアトロプレス(広島クラブクアトロ発行)2002年4〜5月号の
見開きに掲載されたものだ。
はじめからこういう色(夕景)の仕上がりを想定して撮影した。
いまの川沿いにはない、荒涼感や静寂感を感じる。

さあ今宵、思い出がいっぱい詰まったENZO号を元気に送り出そう。
ありがとう〜また会おうね!!

PASTA ENZO新店舗:広島市中区銀山町12‐11 藤観ビル B1
オープン:4月頃(正式な情報は彼のブログで確かめてください)
BLOG→「ENZO with Italian food and Yatai tantei」

UNDER MY SKIN

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このカンジ、いいでしょ。
画像はLA PERLAのウエブサイトにアップされているものだ。

じつは昨夜、僕らはこのLA PERLAの話題ですこしキブンが昂揚していた。
一緒に話題に興じた男性からきょう、2枚のCDが届いた。
その1枚に♪I’VE GOT YOU UNDER MY SKINが収録されていた。
オーケストラをバックにDiana Krallのピアノとヴォーカルがしなる。
彼女が自身の世界を縦横にゆるやかに自由に歌い上げるその様は
聴いていても観ていてもとても心地いいものだ。

僕が真っ先に思い出す♪I’VE GOT YOU UNDER MY SKINといえば
Frank Sinatraだ。
さらにはdeterminations。
デタミがクアトロのライブで演った
♪I’VE GOT YOU UNDER MY SKINには驚いた。
カッコイイ、その一語に尽きた。
僕、腰、つい、うごいたねぇ〜

♪I’VE GOT YOU UNDER MY SKINの歌詞。
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I’ve got you under my skin
I’ve got you deep in the heart of me
So deep in my heart, you’re really a part of me
I’ve got you under my skin
—-
わたしはあなたを密かに愛してるの。
あなたはわたしのこころの深くにすんでいるの。
あなたはわたしの深くに、わたしの一部に…ナントカカントカ
—-
きっとそんな世界が歌われていると思うんだけど…。
carrieさんkazucolorさん、あってますか?

ここで冒頭のLA PERLAの画像へ戻ろうね。
知性に品よく野生を放ちエッジを効かせた白のLA PERLAを着けた
美しい肢体をもつ彼女。
白のLA PERLAが彼女の肌の色をさらに魅力的にみせる。
そのunder my skin(肌の下→うちに秘めた想い)には
どんな感情や熱情が潜んでいるのか。
知りたいような、知りたくないような、やっぱり知りたいような…。
「あなたを密かに愛してるの。あなたはわたしの深くにすんでいるの」なの?

ハイ、今夜も僕はあいもかわらず想像から妄想へと走っとります〜
それにしてもBLOGは僕のいっこうに終わりの見えない想いを
吐き出すごきげんなメディアなんだよね。
(更新を止めてしまった昨年の秋。アレはなんだったのか…失敬!)
みなさん、今夜もおつきあいいただきありがとうございます。

YouTube→Frank Sinatra & Bono – I’ve Got You Under My Skin
このデュオ、いいねぇ。
僕はこのときのシナトラの年齢にはまだだけど、ボノ(U2)よりちょい上。
きれいに年齢を重ねたいものだ。
それにしてもこのクリップはいいね。

YouTube→Diana Krall – Under My Skin
彼女のスロー&メローな世界もいいね。
この曲で僕、腰はデタミの時のように早くは動かないけどゆっくりは動く。
クリップ冒頭30秒はきれいだ。

LA PERLA→ウエブサイト

“プリンセス・オブ・ダークネス”

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今夜、僕らのいたフロアではジャズのライブが行われていた。
僕らはもっぱら話しに夢中になって限りある時間をたのしんだ。
部屋に帰り着いてすぐに流したのが、
♪TEA FOR TWO
JACKY TERRASSON & CASSANDRA WILSON.

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月夜に映える藍色の歌声。その歌声は恋歌にディープ・サウスのブルースを吹き込み、その意味を書き換えてみせる。ネグリテュード(黒人的なるもの)、すなわちアフロ・アメリカンであることの証左としてのジャズ。そんなカサンドラ・ウイルソンのジャズは、またの名をニュー・アフリカン・ブルースという。そしてまた、カサンドラのヴォーカルは自分の身の丈よりも長い影を引き摺っていながらも、凛とした表情を崩さず、なおかつ時に優しい微笑みを浮かべる。暗く、深く、しかも凛々しく。彼女は“プリンセス・オブ・ダークネス”(CDのライナーノーツより序文一部抜粋、タイピング)
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このアルバム「RENDEVOUS」は1997年1月と4月に録音された。
いまから11年前。
僕はひとりの生活を始めて間もない、あの頃だ。

いま11年前の僕と、今夜のジャズのライブに同質の感覚を覚えた。
何かを求めながらも表層をなぞるようなけだるさだ。
僕はそれを埋めるためにこの♪TEA FOR TWOを選んだのだろう。
きっと。

さて、さて、このテキストをいま読み返してみると
画像とのバランスがちょっとくずれてしまったなぁ。
ほんとはボトルをクローズアップする予定だったのが
ついつい喋りすぎたねぇ〜(笑)

このワインボトル、かっこいいんですよ。
このとおり、紙のラベルがないんだから。

それとこの♪TEA FOR TWOは
恥ずかしいほどあかるい昼日中に聴く
アノ例の♪TEA FOR TWOとはまったくの別物ざんす。
なにせC.W、彼女は“プリンセス・オブ・ダークネス”だから。

それじゃ、おやすみなさい。

いまを抱く

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今夜のCornel
彼がもたらしてくれた、せつな。
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2月18日(月)に、友人であるDJ-JOE君のイベント「カフェリゾート」に
ライブ出演させていただくことになりました。
平日の夜に相応しい心地良いイベントのようなので、今から楽しみです。
※当日はギターでの弾き語りです。
※Cornelの出演は21時30分から20〜30分程度です。
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ありがとう。