いま思うこと。

『東日本大震災の復興予算が自治体などの基金を通じて被災地に直接関係のない事業に使われている問題』で、京都府は『大半は被災者ではないが、震災の影響で生活苦になった府民への支援になる』と。さらに『国の基準に従い適正に支出した。国から被災地復興に限るという指示はなかった。返還すれば事業や財政に影響が出かねない(府財政課)』とも。

いくら民主党政権下の施策だったとしても、あきらかに京都府の都合のいい拡大解釈による身勝手な流用だ。そして開きなおるこの姿勢。腐っている!被災地、被災者の気持ちをえぐる京都府の姿勢に強い憤りを感じる。あなた方が受け継いできている京都の伝統と歴史がかすんで見える。

このニュースは6月28日の京都新聞によるものだが、マスコミにはニュース(記者クラブ向け発表)の報道に平行して、さらなる調査報道をのぞむ。と僕の怒りは収まらずその矛先がマスコミにも向けられていく。あぁ…。

京都府のことだけに言及しましたが、他府県にも同様の問題があることにたいして、被災地、被災者の方々に申し訳ない思いでいっぱいです。日本は“ひとつ”じゃない、そのことがことのほか情けなく悲しい。いったいこんな日本が世界とどう向き合っていけるというのだ。正論に聞こえるかもしれませんが、しかしわれわれ国民はこういう現実の中で暮らしているということを、自責の念をこめて書き留めておきます。

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