8月の同じ時間の中で

旅はひとり、もしくは二人。僕はそう決めている。そのときの旅はふたりだった。クルマでここを出て、海沿いの道を走り金沢までゆくことが旅の唯一の目的だった。ピークを過ぎた二人の関係はこうした旅にはまったく不似合いだった。8月の同じ時間の中で、二人は心に抑揚のない別々の違う景色をずっと見ていた。

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パリと夏のイメージを僕の記憶から取り出して、アートポスターに添えています。14回シリーズの今日はその3回目。

「パリの美術館アートポスター展」
開催:2018年8月1日(wed)〜12日(sun)
会場:シャムロック1階(広島市中区土橋町6-29)」

夏はこころの中にある

「祖父、誠さんは62回の夏を経験した。父は72回、母は100回にあとほんの少しだった。兄と僕は誠さんを超えることができた。父に追いつくまであともう少し。では、母を越えるにはどうすればいい?『夏はこころの中にある。自分が夏になればいいから』。誠さんがどこかで囁いている。」

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パリと夏のイメージを僕の記憶から取り出して、アートポスターに添えています。14回シリーズの今日はその2回目。

「パリの美術館アートポスター展」
開催:2018年8月1日(wed)〜12日(sun)
会場:シャムロック1階(広島市中区土橋町6-29)

泡立つ夏景色の中で

「小学六年生の夏休み、町内のコカ・コーラ生産工場の見学に学校のみんなと行った。初めて飲んだコーラの味は薬のような味がした。それでも僕は6本飲んだ。友達は飲めるだけ飲んでさらに水筒にいっぱいにして持ち帰った。あのときのみんなは、いまでも泡立つ夏景色の中でプシュッと笑っている。」

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パリと夏のイメージを僕の記憶から取り出して、アートポスターに添えています。14回シリーズでお届けします。

「パリの美術館アートポスター展」
開催:2018年8月1日(wed)〜12日(sun)
会場:シャムロック1階(広島市中区土橋町6-29)