カテゴリー別アーカイブ: イマジネーション

つい、夜に吐く

09.1.13.3.jpg

冬の日々をありがたく受け止めながら、
僕はただひたすら春の花々の開花を待っている。

たまに襲ってくる急いた気分を満たすには、
いつもの花屋さんを訪ねるのもいい。

…なんだけど

ああ、だれよりも早く全身ブラウンに陽焼けしたい!
完成までのプロセスはたまらなく快感だ!
コレが本音。

Summer Rain

08.12.14.8.jpg

♪The man from Nagpur.

♪Love for Sale.

♪I Can’t Wait.

♪Pinkie.

♪Lovely.

♪Summer Rain.

土曜の午後からこんな曲を聴いていた。
そして今週もJ-WAVE 「THE VOYAGE」を聴きながら、
このエントリーのイメージがひろがっていた。

きょう、日曜の最高気温は8℃らしい。
「(それでも)夏が来る〜っ!」
僕はそう叫ぶ。
クリスマスもまだだというのに。000キロ先にあるカリフォルニアを目指して、
マスタングGTのイグニッション・キーをひねった。
憧れのカリフォルニアまで、あと2,233マイル。
———-

200枚近いスチール写真と動画。
ロードムービーを観ているようでもあった。
僕がすっかり忘れていたアメリカがそこにはあった。
あのころ、10〜20代半ばの僕が頭に描く世界地図には
いつも北米大陸しか存在していなかったのだ。

新型フォード、マスタングで巡る
「聖地巡礼、ルート66@4000kmの旅」
スペシャルサイト Ford Mustang/Route 66→GO

こういうシゴトもしたい。
写真撮って、コピー書いて、デザインして。
そしてステアリング握って、結局、旅して。

THE VOYAGE

08.12.07.1.jpg

もしも誰かを自分のモノにしようとしたら、
その瞬間に自分が誰かのモノになることを
覚悟しなければいけない。

誰のモノにもならず覚悟をもってひとりで生きていく。
すなわちストレスやジェラシーは遠い存在となる。

こういうひとりと、
同じ覚悟をもったひとり同士が出会うと、
取り巻く大気が澄んでくる。

そんなひとり、あるいはひとりを望む者は、
きっと少なくはないはずだ。

敢えてその覚悟をするかしないかは、
限りなく自由だ。

今夜は、いまアタマの中をよぎったことを綴ってみた。

J-WAVE 「THE VOYAGE」を聴きながら。

西表島の森から

08.6.30.1.jpg

———-
いま僕は西表島の森の中にいる。
虫たちの鳴き声のシャワーを浴びながら。
見上げる空にはたくさんの星が輝いている。
う〜ん、きれいだね。
するとどこからともなく、
Natural Calamityの音が聴こえてきた。
———-

じつは部屋のPCで『SOUND BUM』というサイトにアクセスして、
ライブコンテンツ、『西表島の森の音』を流しているのだ。
さらに、その森の音にかぶさるように、もうひとつのサイト、
MySpaceでNatural Calamityの音源を流しながら、
ふたつの音でイマジネーションの世界をあそんでいる。

夜のこんな時間でも虫や鳥たちは森の闇に生命を放っている。
この部屋はいま遠く離れた西表島と繋がっているのだ。
そんな今夜はすこしだけスピリチュアルだ。

この『SOUND BUM」は、先日のエントリーで紹介した
『VOYAGE』のサイトから辿って知ったのだ。
一昨日のオンエアリストに、Natural Calamityを見つけた。
そこでふと僕は無数の虫たちの音と一緒に
このNatural Calamityを聴きたくなった。

僕は30代の後半にはテレビ番組の構成をしていた。
台本作業に行き詰まる(飽きる)と、
知り合いのお店で7インチのアナログを買ってきて、気分転換をしていた。
その1枚がNatural Calamityだった。
あのころの週末の徹夜をいま懐かしく思う。

そういえば30代の半ばには、
衛星デジタルラジオステーション『St.GIGA』をよく聴いていた。
———
『St.GIGA』
タイム・テーブルならぬタイド・テーブル(潮の干満と月の運行を基準とする)に則った、先鋭的な編成を実現した。時報なし・ニュースなし・DJなし・トークなし。独自にデジタル収録した高品質な世界各地の自然音と、「Voice」と呼ばれる詩のナレーション、サウンド・デザイナーの選んだデジタル音源の音楽とがミックスされた、極めてオリジナルな、放送史上類を見ない高品質な番組(「音の潮流」)が絶え間なく送り出された。

ステーション・コールはカート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』に登場するハーモニウムの発するメッセージから採った「”I’m here.” “I’m glad you’re there.” “We are St. GIGA”」(ただし、原典では”Here I’m.”と”So glad you’re”である)。

wikipedia:セント・ギガより抜粋
———-

こうしてみると、僕の好きな世界は
あのころと本質はまったく変わっていないなぁ。
そうしていまでは、たくさんのあたらしい、好きな世界が集合しながら、
さらに外界と自由につながり、広がっていく。
未来へ。

そのいまの気持をひとことで言えば「ええじゃろぉ、コレ」。
そしてラジオ番組(Wave & Web)をまたつくりたいと思うのだ。

これが6月最後の日の僕だ。

雨とラジオと土曜日

08.06.29.1.jpg

外出から戻っていつも通り、部屋のドアをキーを使って開けると、
誰もいないはずの部屋の中から大きな話し声が聞こえてきた。
おどろきとともに、そして同時に危険も感じた。
どろぼうか、はたまた…?

じつは出かける前に僕は聴いていたラジオを
付けっぱなしにしていたのだった(笑)。
胸をなでおろした僕は、そのままラジオを流しがらいる。

J-WAVEの『VOICE』がすきだ。
土曜と日曜の夜、正時前のほんの2、3分のプログラムだ。
気の利いたナレーションと音楽。
その数分は、こころが澄み、気持がどこかに連れて行かれる。

今夜は金子みすゞの詩を朗読していた。
おだやかに、たおやかに、そして少しだけあまく。
いいプログムラムは当然ながら選曲のセンスもいい。
僕は今夜、三度このプログラムを聴いた。

いま僕は引き続き24時からの『VOYAGE』聴きながら
このエントリーを綴っている。

シンプルで洗練された構成、
センスのいい選曲とやわらかいナレーションだ。
ガムラン、サンダルウッド、午睡、夕立…。
今夜はインドネシア・バリを旅している。

番組サイトで先週のオンエアリストに目を通した。
Fire On The Mountain / Asaがある。
リストの最後に選曲家の短いコメントが添えられていた。
———
「アフリカの音楽、アフリカの楽器は奥が深いです。
ふっと持っていかれる感じがいいのです。
Toumani Diabateは、最近良く聴いている1枚。
夏の夕暮れ時によく似合います。」
———
どうやら先週はアフリカを旅したようだ。
その選曲家のすすめるElyne Road / Toumani Diabateをネットで追いかけてみた。
GO→MySpace
その紹介コメント通りの音楽だったことが僕はうれしくなった。

いまからもう数時間後。
モロッコのエッサウィラで行われる「Festival Gnaoua」では
Toumani Diabateの演奏がはじまるはずだ。

雨とラジオと土曜日、そして旅を。
あす僕は何処に旅するのだろうか。