今夜は少し冷え込みますね。
僕が寝る時間はだいたい午前3時過ぎてから。
寝る前のナイトキャップ代わりのラジオはやめれません。
合わせるダイヤルはまちまちですが、
『日野ミッドナイトグラフィティ・走れ歌謡曲』は
平日の午前3時から5時までの演歌、歌謡曲中心の生放送の番組です。
番組では深夜のトラックドライバーに向けて、スタジオの女性が語りかけます。
「さて次の曲は○○さんからのリクエストで、♪〜」。
もちろん○○さんはトラックドライバー。
そう、そこにはわたし(女性)とあなた(トラックドライバー)だけの
カンケイ(時間)が流れているんです。
ラジオでつながっているんです。
ベッドの中でつい僕はそのカンケイをそばで聞き耳たてながら
いつしか入り込んでいます。
全国各地の道路情報が流れます。
旭川ではもう路面凍結で冬用タイヤが必要とか、
北陸の県道では交通規制で朝6時まで通行止めとか…。
もちろん天気も教えてくれますよ。
「ほうか、朝方の広島の気温は9度かぁ〜。
ほいで部屋が寒いはずじゃあ〜」
って僕、気付いたらひとりごちているんですけどね(笑)。
そんな世界(時間)が繰り広げられているときの演歌、歌謡曲…。
日頃なかなか聞くことがない僕でも、なかなかどうして胸にきます。
ちょいと、しみますよ。
きょうはこんな記事に目が止まりました。
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「演歌? すーっと心にしみこむでしょ。売れないけど。この間、
占師のおじさんが買ってくれた。3年後に花開くからってね」。
「好きなことだからつらいなんて言えない」。
そうこうしていると、応援団長が現れた。
「おい、元気でやってるか!」
真夜中に放映している「深夜食堂」(TBS系)。
「若者たち、ちゃんと自分のしたいことを見つめてるんじゃないかなあ」
生ビール1杯190円! 牛丼の並盛り3杯で1杯無料!
昭和のにおいたちこめる木造酒場に若者が帰ってきた。
次から次へ新しいアイデア酒場も生まれている。
バーにちょんまげ男がひょっこり。
「1曲、いかがですか」
卵焼きをつまんでフリーのライターたちが飲んでいた。
「苦しいけど、いい仕事したいしさ」
カウンターの隅っこで赤いカバンをなでている女性がいた。
「『深夜食堂』読んでる。
これ、ひいきのお客さんにいただいたの。
いつも同じカバンしか持ってないだろってね。
予算が削られ、地方の学校巡演もキャンセル続出、
文化が消えちゃっていいの!」
夜も更けた。冷え込んできた。
「秋田なんです。リンゴ農家やってましてね。
この寒さで、どうかなあ。来週、手伝いに帰るんです。
タクシーの売り上げはさっぱりだけど、
90歳になるお袋がまだ達者でね」
(毎日jpよりの記事抜粋)
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この不景気になにが見えるのでしょうか。
いまの時代はつらいことなの?かなしいことなの?
いいや、そればかりじゃないようだよ。
不景気だからこその、なにかが見えてきます。
『特集ワイド:不景気しみじみ東京秋景色
街角に女演歌歌手、木造酒場に若者戻り…』