ひとりよりも、ふたり。
ふたりよりも、もっと。
そんなときも、あるで。
というわしは、ひとりみ。
———
きょうの夕方、greenにて
陽焼けした自分の手を見ていて、ふと気付くことがある。
それはまるで陽に晒された樹皮のようだと。
比較する対象があればより克明になる。
自分をもう一人の自分が見ているようで不思議だ。
樹に例えるならば、僕はいったい何の樹なのだろうか。
常緑樹、落葉樹、針葉樹、広葉樹、高木、低木…。
↑
0時18分追記:さっきlast.fmでこの曲を聴いて、すぐさまiTunesでDL。
イイ、コレ。ずっと聞きっ放し!
雨の月曜日。
きょうのキブンは真ん中。
あしたは、あした〜♪
僕は歩道が定められていないアスファルトの上を歩いていた。
ふとなにかの気配をショーウインドーに感じた。
振り返り、その気配がなにであるかをはっきりと確認した。
この瞬間から彼女は僕を支配し続けた。
昼下がりの日曜日からいまのこの夜までを。
いや、眠る前だから曖昧であることは止そう。
心地いい目覚めを迎えるためにも。
それは支配じゃなかった。けっして。
僕が彼女の世界に自ら飛び込んだ、ただそれだけのこと。
なりふりかまわず。
デスクの上にあの一瞬を見た。
それは蜃気楼のようにゆれ、そして消えていった。
1984「PARIS TEXAS」
すべて別の場所、時間だ。
それぞれの世界を断片から探る、その想像の行為はおもしろい。
ここに短い言葉が加わるとさらにたのしくなる。
たとえば、「たくらみ」。あるいは…
いま更新しているこのとき、
僕のiTunesからはDiana KrallのI’ve Got You Under My Skinが流れてきた。
スローでジェントリー。
さらにほどよいインテリジェンスを静かに放つ彼女が
この部屋にそぉっと入り込んできた。
さっきまで僕は電話で話していた。
電話を置いたいまも会話が続いているようだ。
会話と音楽と休日前の夜。
この巡り会い、いいな。
とてもきれいな時間だ。
ありがとう、だな、ここは。
熊本発東京行きのブルートレイン「はやぶさ」に
広島から僕が乗ったのは深夜の11時過ぎだった。
その夜「はやぶさ」は広島駅のプラットフォームに
定刻を約1時間ばかり遅れてやってきた。
僕が乗り込んですぐに「はやぶさ」は発車した。
僕はなかなか寝付けない夜を個室寝台で過ごし、
そしていつしか朝を迎えていた。
起きると列車内はとても乾燥していた。
冷たい水を飲みたくてペットボトルのミネラルウォーターを
列車備え付けのタンブラーに注ごうとしたとき、
自分で窓辺に置いたこのタンブラーがふと気になった。
タンブラーは僕よりもはるか長い距離と時間を経てやってきた。
そしてこの列車におさまることでその旅は終わっていた。
それにくらべ僕のこの夜行寝台列車の旅なんて、たかだが821.2kmだ。
CAMBRO→5801 Skylab Road, Huntington Beach, CA 92647
明日は片道320kmのちいさな、ちいさな旅だ。
どうやら雨模様らしい。
それもまたいいのだ。
心情告白:JR、こんなタンブラーを置いてるなんてイカスぜ!
私信披露: kazucolorさん、ブルートレイン、ぜひいまのうちに!,
日曜日、正午。
あふれる日射し、広島、友人、家族、音楽、リズム、グルーブ、
新緑、空、平和大通りの開放感、絆。
そして愛と自由と感謝。
さあ、いっしょにでかけよう。
ニイサン、ネエサン、きょうはコレで!
♪Vacation / Jazz Liberatorz