Samba De Verao

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僕は週のはじめから50時間近くを寝ないで過ごしていたためか、
その日は早い時間に眠りについた。
翌朝の午前6時をすこし過ぎたころに目を覚ました僕は
満ち足りた眠りを体内にはっきりと宿していることを確認し、
すこしうれしくなった。

太平洋を前にした小高い丘にあるこの部屋の窓の向こうは
闇から開放されて柔らかい光に包まれていた。
満月の夜を迎える今日は、どんな一日になるのだろうか。
すべてがはじめての新しい時間。
そんなことをぼんやりと思い浮かべながらゆっくりベッドから起き上がった。

夏のような一日を海辺で過ごしたその夜、
僕は美しい満月をこの海辺の町と、いつもの町で二度見ることが出来た。
そしていまも僕の中に夏が残っている。

帰ってきています

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出張中SALAVINはお休みをいただきました。
お越しいただいたり、お電話いただいたみなさん
どうもすみません。
ご迷惑をおかけしました。
きょうから通常通りです。

クリスマスが近づいてきますね。
SALAVINでもなにかしようかな〜って考えているところです。

進行中

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昨夜からの編集作業と、その場の思いつきで撮影が続いています。
この画像は最終的にメディアに露出する際のラフイメージ。

日曜の夜、いまSALAVINのある並木通りは静かですよ。
つい二人は制作に集中して気付くと朝…かも?

Love In The Imaginary.

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あなたへ。

午前0時を過ぎて、ネスプレッソを1杯。
今夜はこれで3杯目だ。
身体中にカフェインがゆっくりと浸透していく。
そうしてもうひとつの時間が開花する。

いまここで静かに流れている曲は
「♪〜Letters Theme Of Film ‘Love In The Imaginary Axis’」by thirdiq.

すると飲み終えたカプセルコーヒー、
「Decafeinato=Red」&「Volluto=Gold」が
ちいさなハットに変わった。

じゃあ、おやすみなさい。

GO→thirdiq

僕らの暮らす広島・続編

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15日のエントリー、「僕らの暮らす広島」の続編です。

先週の土曜の午後から夕暮れまで、
僕は彼女をモデルに広島の川辺と船上風景を
動画で撮り続けていました。

撮影が終わり彼女は自分のカメラを僕に渡してくれました。
カメラのメディアをPCで開くと、
こんな景色を彼女は自分のカメラに収めていたのです。

知らなかった景色、はじめての色、新鮮な風…。
彼女の視線は僕の視線と同じだったり、ちょっと違っていたり。
ふたりが見た広島はそれぞれにとても魅力的でした。

その彼女が撮った写真を夕暮れから
夜がはじまるまでのカットを時系列で並べてみました。

なおオープニングとエンディングがあればいいと思ったので
僕の撮ったカットを使用しました。

このエントリーのことを彼女はまだ知らないまま。
今夜は僕の思いつきでこうしてアップします。

不景気しみじみ東京秋景色…

今夜は少し冷え込みますね。

僕が寝る時間はだいたい午前3時過ぎてから。
寝る前のナイトキャップ代わりのラジオはやめれません。

合わせるダイヤルはまちまちですが、
『日野ミッドナイトグラフィティ・走れ歌謡曲』
平日の午前3時から5時までの演歌、歌謡曲中心の生放送の番組です。

番組では深夜のトラックドライバーに向けて、スタジオの女性が語りかけます。
「さて次の曲は○○さんからのリクエストで、♪〜」。
もちろん○○さんはトラックドライバー。
そう、そこにはわたし(女性)とあなた(トラックドライバー)だけの
カンケイ(時間)が流れているんです。
ラジオでつながっているんです。

ベッドの中でつい僕はそのカンケイをそばで聞き耳たてながら
いつしか入り込んでいます。

全国各地の道路情報が流れます。
旭川ではもう路面凍結で冬用タイヤが必要とか、
北陸の県道では交通規制で朝6時まで通行止めとか…。

もちろん天気も教えてくれますよ。
「ほうか、朝方の広島の気温は9度かぁ〜。
ほいで部屋が寒いはずじゃあ〜」
って僕、気付いたらひとりごちているんですけどね(笑)。

そんな世界(時間)が繰り広げられているときの演歌、歌謡曲…。
日頃なかなか聞くことがない僕でも、なかなかどうして胸にきます。
ちょいと、しみますよ。

きょうはこんな記事に目が止まりました。
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「演歌? すーっと心にしみこむでしょ。売れないけど。この間、
占師のおじさんが買ってくれた。3年後に花開くからってね」。

「好きなことだからつらいなんて言えない」。

そうこうしていると、応援団長が現れた。
「おい、元気でやってるか!」

真夜中に放映している「深夜食堂」(TBS系)。
「若者たち、ちゃんと自分のしたいことを見つめてるんじゃないかなあ」

生ビール1杯190円! 牛丼の並盛り3杯で1杯無料!

昭和のにおいたちこめる木造酒場に若者が帰ってきた。
次から次へ新しいアイデア酒場も生まれている。

バーにちょんまげ男がひょっこり。
「1曲、いかがですか」

卵焼きをつまんでフリーのライターたちが飲んでいた。
「苦しいけど、いい仕事したいしさ」

カウンターの隅っこで赤いカバンをなでている女性がいた。
「『深夜食堂』読んでる。
これ、ひいきのお客さんにいただいたの。
いつも同じカバンしか持ってないだろってね。
予算が削られ、地方の学校巡演もキャンセル続出、
文化が消えちゃっていいの!」

夜も更けた。冷え込んできた。

「秋田なんです。リンゴ農家やってましてね。
この寒さで、どうかなあ。来週、手伝いに帰るんです。
タクシーの売り上げはさっぱりだけど、
90歳になるお袋がまだ達者でね」

(毎日jpよりの記事抜粋)
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この不景気になにが見えるのでしょうか。

いまの時代はつらいことなの?かなしいことなの?
いいや、そればかりじゃないようだよ。

不景気だからこその、なにかが見えてきます。

『特集ワイド:不景気しみじみ東京秋景色 
 街角に女演歌歌手、木造酒場に若者戻り…』

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