週末という荒野を走る

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今朝早くひとりで街を出た。
目的地を定めていない旅だ。
いまは陽が沈む西へ向かっている。

カーラジオから流れてくる気の利いた音楽と、
熱いコーヒーがあれば、あと500マイルは大丈夫だ。
5Lのエンジンが吐き出す
エグゾーストノイズも悪くはないがね。
こいつはめっぽう生真面目だから俺にはたいくつなんだよ。

え、ライ・クーダーだって?
もう聞き飽きてしまったぜ。
もっといまの俺をその気にさせるやつはないのか。

いっそモトローラで喋りながら
一緒に500マイル走ってみるかい。
ときどき風にかき消される俺の戯れ言が
ふっと悪魔の誘惑に変わることを
お前が望んでるなら上出来だ。

それとも歌ってくれるのか。
どうせ俺の周囲100マイルにはだれも走っちゃいやしない。
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それではこの週末、良い旅を〜♪

サイコーでサイアクな夜

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昨夜オンエアされたラジオドラマ
「J-WAVE 25 CVS MIDNIGHT 〜熱帯夜の物語〜」を聴きました。
あなたもお聴きになられましたか?

僕はこの番組を聴くのをお盆休みのけっこうな楽しみとして
ちょっと前から待っていたのです。
その期待感はJ-WAVEで一年に一度だけ
クリスマスイブの深夜にオンエアされる番組
「沢木耕太郎〜MIDNIGHT EXPRESS 天涯へ 」を
聴くことにもちょっと似ていました。

〜熱帯夜の物語〜はJ-WAVE「Vision」の制作チームが作った
一夜限りのオムニバス形式のプログラムです。

ちなみに僕は「Vision」が「Voice」の時代からずっと好きなのです。
もしかしてあなたもそうですか?
そうだったらうれしいなぁ。

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J-WAVE25 CVS MIDNIGHT 〜熱帯夜の物語〜

放送:8月16日 25時〜26時
出演:大川泰樹 地曳豪 三坂知絵子
原案:古田彰一
演出:森田仁人 厚焼玉子
スクリプト:細田高広、八木田杏子
AD:吉田 香(J-WAVE)
CP:久保野永靖(J-WAVE)
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僕は放送時間の少し前、
ベッドに横になって傍らのラジオのスイッチを付けた。
フロアスタンドの灯りだけを点けたひとりの僕の部屋に
音楽がゆっくりと流れはじめた。
それに覆いかぶさるように言葉が聞こえてきた。
日曜を終えるのが惜しい深夜の僕の部屋に、
ふたつが一体となってしずかにゆっくりゆっくりと溶け込んでくる。
なんて幸せな時間なんだろう。

そんな幸せな時間は、ときにいじわるをよこすもの。
ラジオを聴きたい僕の気持と裏腹に上質な眠りを誘ってくるのだ。
目を閉じて仰向けになったり、うつぶせになったり…。
そう、僕は時々うつら、うつらしながら。
イカン!
はたと気持を取り直してラジオに聞き入る。
そんな時間を何度か繰り返しながら番組は終了してしまった。

ああ、なんてこった!
サイコーでサイアクな夜だぜ。

番組制作スタッフの「どうぞ眠りながら聞いてください」という
メッセージそのままの1時間は、
僕にとってたいそう幸せな1時間でありました。
ありがとうございました。
スタッフの方々に感謝します。

なお番組の一部をYou Tubeで聴くことができます。
詳しくはVisionのウエブサイト、from Vision「番組制作奮闘記」をどうぞ。

GO→from Vision「番組制作奮闘記」
GO→Vision
Go→J-WAVE 25

「Vision」
古今東西のさまざまな「人」にフォーカスして、その足跡、その言葉、その生き方を1分前後のショートプログラムに凝縮。そこから、‘いま’を乗り越え、明日へと力強く進んでいくためのヒントとなる「気づき」が見えてくる。週末の夕方から夜、J-WAVEの番組と番組の間をブリッジするショートプログラム、「Vision」。2009年4月、発信。

毎日が、New Day

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追記:僕のヘアがいつも新しく、僕らしくあるのは彼、Mくんのおかげ。(上)
   彼とは10年以上の付き合いだがこうした時間をもったのは三度だけ。
   それでも、ふたりだけというのは未だにない。
   午前零時を回って、モヒートを一杯、タバコを一服。
   撮影は僕のMEDIA SKIN。

   その前にいた音のない静かな店内で食事をして和んでいるところ。(下)
   撮影はMくんのiPhone 3G。

   この夜の三人。
   いまがいちばん新しい。