桜の開花まであと十日あまり。
この季節、別れというものはいつもさびしいものですね。
出会ったときから別れがはじまっているとわかっていても
きょう、いざその時を迎えるとなると、
やはりちょっとさびしいものです。
僕はいつも送る人。
そんなことを思いながら書いていました。
でも、ちょっと書きすぎました(笑)。
つい止まらなくなったもので…。
それじゃ、これから広島を旅立つ人に会いに出かけてきます〜
桜の開花まであと十日あまり。
この季節、別れというものはいつもさびしいものですね。
出会ったときから別れがはじまっているとわかっていても
きょう、いざその時を迎えるとなると、
やはりちょっとさびしいものです。
僕はいつも送る人。
そんなことを思いながら書いていました。
でも、ちょっと書きすぎました(笑)。
つい止まらなくなったもので…。
それじゃ、これから広島を旅立つ人に会いに出かけてきます〜
場所はロンドン。
ある一人の男性の胸にこんな想いがよぎります。
—–
「動揺」W.B.イェイツ
私の五十度目の年がやってきて去った
私は孤独に座っている
ロンドンの込み合った店でひとり
開いた本と空になったカップが
大理石模様のテーブルの上にのっている
私は店と大通りをじっと凝視めていた
不意に身体が熱く燃え上がった
そして二十分かそこら
幸福があまりに大きくて
私は祝福され
そして祝福することもできるのだと思えた
—–
上記テキストは米国の出版社「CHRONICLE BOOKS」から出ている
「Espresso」からのものです。
なお国内では翻訳本が「フレックス・ファーム」から出ています。
邦題は「エスプレッソ・カルチャー&キュジーヌ」。
写真は僕が過去に撮影していたもので同誌とは関係ありません。
さて今日の広島市は午後から雨が降り始め、
いまの時間になっても小さく降り続いています。
コーヒー、飲みたいなぁ〜
—–
4月も半ばをすぎたころの中国山地。
僕は仕事にオフロードバイクを持ち出し
山間を抜ける県道を北から南へ、海辺の町を目指して走っていた。
午後の4時を過ぎた山間部では体感温度がきわめて低い。
運転がまだ未熟な僕は景色をみる余裕なんてなかった。
肩に力が入っている。
いくつも、いくつものカーブを慎重にパスしていく。
あるカーブを抜けたそのとき、目の前の景色が一変した。
ゴーグル越しに見たその世界。
僕は風に散る桜の花びらの中に舞い込んでいたのだった。
そこはエンジンの音さえもしない、不思議な静寂に包まれていた。
—–
これは僕が20代後半のころに体験したときのことです。
いやぁ、若かった。
それなのにいまでもあの光景は鮮明に覚えているんですね。
そして、きっと思い出は美しすぎて…ですよ(笑)
さて今年の桜の開花予想が発表されましたね。
tenki.jp(さくら情報)
僕の暮らす広島市では3月22日ころだそうです。
この季節を大切にしましょうね。
(写真は一昨年、広島市で撮影したものです。)
—–
この時はもう、すでに遥か彼方。
いまは、あたらしい水と、風と、空と、時間の中にいる。
感謝と熱情を胸に。
—–
と、いまの僕の気持ちをこの写真とテキストで表現してみたのですが、
じっとこの写真をみていると、あらためて自然の偉大さを感じます。
人はみな自然のもとに生かされているのですね。
元気でいなくちゃ。
—–
身体が求めるままに睡眠をとった僕は
おもむくままにベッドから抜け出した。
そしてもうひとつの部屋に移動した。
そこはブラインドからこぼれてくる陽光にあふれ
すでに日曜日の午後がはじまっていた。
僕が西と南の窓を全開にしたのはそれから数時間後だった。
夕方に部屋から見た北西の空がここにある。
僕の隣でこの雲を同じように見た人がいる。
それぞれどんなことを想い、
そして明日の月曜の朝を迎えるのだろうか。
—–
何でもないことでも、こうして思い出しながらすすめていくと
いつしか、何でもなくはない時間のようになっていく〜(笑)
あたたかくなってきましたね。
いまエアコンはまったく必要ありません。
さらにブラインドは午後に開けたままの状態。
きょうのこの日曜の夜はどこかスピリチュアルな時間です。
気温の性でしょうか。
何かが確実に流れていくような気分です。
僕はその流れの中にいます。漂ってはいません。
その流れが何なのかはきっと未来にあるはずです。
さあ、たのしかった週末もここまで。
明日から新しい一週間をがんばろぉっと!
みなさん、いい一週間をおすごしください。
あふれる光のもとに自分をさらす。
二月最後の日、広島、快晴。