恋は遠い日の花火じゃない

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あれほどまでに、さわやかだった五月が
いま過ぎていこうとしている。

すでに入梅した便りも届いている。
あと一週間もすれば広島は夏の始まりを告げる祭りがやってくる。

『恋は遠い日の花火じゃない』(ほら、これ、なつかしいでしょ)

きょうの夕方、そんな思いを一気に加速させる風が大通りに吹いた。
僕はその風にサラリ、乗ってゆく。
さあ、キミも一緒にゆこう。
—–
僕の部屋であがる花火。それはアリアム(シュペルティ)。

日曜の昼下がりを泳ぐ

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僕は歩道が定められていないアスファルトの上を歩いていた。
ふとなにかの気配をショーウインドーに感じた。
振り返り、その気配がなにであるかをはっきりと確認した。
この瞬間から彼女は僕を支配し続けた。
昼下がりの日曜日からいまのこの夜までを。

いや、眠る前だから曖昧であることは止そう。
心地いい目覚めを迎えるためにも。

それは支配じゃなかった。けっして。
僕が彼女の世界に自ら飛び込んだ、ただそれだけのこと。
なりふりかまわず。

ワタシは、Berta

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早い午後の、ワタシ。
夕暮れがはじまる間際の、ワタシ。
深い夜の、ワタシ。

ワタシはひとりの、ワタシじゃないの。
ワタシはあなただけの、ワタシじゃないの。

そんなワタシを、みんなは、Bertaって呼ぶの。
いまワタシBertaは、アナタがスキよ、スキなの♪

1977年の僕と、彼らがここにいる

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あたらしい一週間が始まってもう3時間が経とうしているのに
僕はまだこうして眠らないでいる。

さらにけっして眠ることはない、24歳の僕がここにいる。
彼らThe Floatersもあのころのまま。
眠ることはない。

今夜、彼らThe Floatersの映像をはじめて見たのは、
湘南生活向上委員会さんのブログで紹介された
The Manhattans『Shining Star』がきっかけだった。
ありがとう、kazucolorさん。

1977年の僕がThe Floatersを知ったのは、FEN=Far East Network
(現AFN=American Forces Network)のラジオから
流れてくる音楽番組だった。
平日午後2時からはじまるこの60分を、僕はSOUL TIMEと呼んでいた。
録音すらままならない当時、
繰り返し、繰り返し、来る日も、来る日も、
この曲が流れる時を待ち続け、ラジオを1575kHzにチューニングしていた。

あの頃の僕は眠る時間を惜しんで
いつもこういう世界を追いかけていたんだろうな。
2008年のいまも、僕は1977年のあの頃とそんなに変わっていない。
好きな対象には夢中になってしまうからね。

でも髪と髭、黒いなぁ〜

The Floaters ♪Float on.→You Tube

どちらさまも、ヨーソロ〜♪

広島市は川の街。
街なかを流れる元安川沿いに建つ世界遺産、原爆ドーム。
ここからもうひとつの世界遺産、宮島に向かう船が
就航していることをご存知ですか?
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ふたつの世界遺産を巡る、その名も『世界遺産航路』

昨日はその18:00発の宮島行き最終便に乗って宮島に行ってきました。
この時間からの乗船客は、僕らふたりだけ。
ゆっくりと川を進む時は乗客はデッキに出ることが出来ます。
僕らは川面から目にするあたらしい光景の
広島の街に心躍らせ、風に吹かれながら。
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海に出るとスピードをアップ。
船内ではときおり波しぶきをかぶり汐の痕の残る窓から島々を。
さらになんと、僕はその船『きらら』の操舵席に。
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コンパスの240度を頼りに進路をいざ、宮島(厳島)に〜。
暮れなずむ空、渡る風さわやか、波穏やかなり。
そんなひとときでした。
みなさん、ぜひこの航路で広島と宮島をおたのしみください。
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宮島では僕の友人、佐々木くんがオーナーの『伊都岐(いつき)』へぜひ。
町家をカフェ&レストランにしたお店は
オリジナルスモーク(燻製)、自家焙煎コーヒーと
お酒を堪能できますよ。
それとお昼時にはランチもあるので重宝します。
まだまだ観光ガイドに載ることの少ない素敵なお店です。
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それでは、進路は、明日からのあたらしい一週間に向けて。
ヨーソロ〜♪

約束した、きみへ

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昨日の夕方、沈みゆく黄金色の太陽と、夕立という、
めずらしい奇妙な光景を、僕はタクシーの中で目にしていた。

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昨夜中にこのエピソードと写真をアップする約束を
交わしていたにも関わらず、
たしか11時少し前ころ、PCの電源がONのまま、
僕は部屋を移動してベッドのうえでウトウト…。
気付くと午前3時!やっちゃった〜
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という経過(言い訳)のもと、
昨夜アップするはずだった画像をいま公開するね。

ふたりの誠さん、ふたりの僕

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僕の祖父、誠さんです。
僕が生まれた時にはすでに亡くなっていて、
会えるのはいつもこの写真の中であったり、
母から聞かされた話の中です。

明治生まれの祖父は66年の人生を全うしました。
いまの僕はその歳まであと10年ほど。
まだまだアオイ僕だけど、
10年後、祖父に少しでも近づいていたい。
男でありたい。

そして祖父の年齢を超えたそのとき、
誠さんに僕をみていただきたい。
あなたは、なんとおっしゃるのだろうか。