あれほどまでに、さわやかだった五月が
いま過ぎていこうとしている。
すでに入梅した便りも届いている。
あと一週間もすれば広島は夏の始まりを告げる祭りがやってくる。
『恋は遠い日の花火じゃない』(ほら、これ、なつかしいでしょ)
きょうの夕方、そんな思いを一気に加速させる風が大通りに吹いた。
僕はその風にサラリ、乗ってゆく。
さあ、キミも一緒にゆこう。
—–
僕の部屋であがる花火。それはアリアム(シュペルティ)。
あれほどまでに、さわやかだった五月が
いま過ぎていこうとしている。
すでに入梅した便りも届いている。
あと一週間もすれば広島は夏の始まりを告げる祭りがやってくる。
『恋は遠い日の花火じゃない』(ほら、これ、なつかしいでしょ)
きょうの夕方、そんな思いを一気に加速させる風が大通りに吹いた。
僕はその風にサラリ、乗ってゆく。
さあ、キミも一緒にゆこう。
—–
僕の部屋であがる花火。それはアリアム(シュペルティ)。
僕は歩道が定められていないアスファルトの上を歩いていた。
ふとなにかの気配をショーウインドーに感じた。
振り返り、その気配がなにであるかをはっきりと確認した。
この瞬間から彼女は僕を支配し続けた。
昼下がりの日曜日からいまのこの夜までを。
いや、眠る前だから曖昧であることは止そう。
心地いい目覚めを迎えるためにも。
それは支配じゃなかった。けっして。
僕が彼女の世界に自ら飛び込んだ、ただそれだけのこと。
なりふりかまわず。
早い午後の、ワタシ。
夕暮れがはじまる間際の、ワタシ。
深い夜の、ワタシ。
ワタシはひとりの、ワタシじゃないの。
ワタシはあなただけの、ワタシじゃないの。
そんなワタシを、みんなは、Bertaって呼ぶの。
いまワタシBertaは、アナタがスキよ、スキなの♪
デスクの上にあの一瞬を見た。
それは蜃気楼のようにゆれ、そして消えていった。
1984「PARIS TEXAS」
あたらしい一週間が始まってもう3時間が経とうしているのに
僕はまだこうして眠らないでいる。
さらにけっして眠ることはない、24歳の僕がここにいる。
彼らThe Floatersもあのころのまま。
眠ることはない。
今夜、彼らThe Floatersの映像をはじめて見たのは、
湘南生活向上委員会さんのブログで紹介された
The Manhattans『Shining Star』がきっかけだった。
ありがとう、kazucolorさん。
1977年の僕がThe Floatersを知ったのは、FEN=Far East Network
(現AFN=American Forces Network)のラジオから
流れてくる音楽番組だった。
平日午後2時からはじまるこの60分を、僕はSOUL TIMEと呼んでいた。
録音すらままならない当時、
繰り返し、繰り返し、来る日も、来る日も、
この曲が流れる時を待ち続け、ラジオを1575kHzにチューニングしていた。
あの頃の僕は眠る時間を惜しんで
いつもこういう世界を追いかけていたんだろうな。
2008年のいまも、僕は1977年のあの頃とそんなに変わっていない。
好きな対象には夢中になってしまうからね。
でも髪と髭、黒いなぁ〜
広島市は川の街。
街なかを流れる元安川沿いに建つ世界遺産、原爆ドーム。
ここからもうひとつの世界遺産、宮島に向かう船が
就航していることをご存知ですか?
ふたつの世界遺産を巡る、その名も『世界遺産航路』。
昨日はその18:00発の宮島行き最終便に乗って宮島に行ってきました。
この時間からの乗船客は、僕らふたりだけ。
ゆっくりと川を進む時は乗客はデッキに出ることが出来ます。
僕らは川面から目にするあたらしい光景の
広島の街に心躍らせ、風に吹かれながら。
海に出るとスピードをアップ。
船内ではときおり波しぶきをかぶり汐の痕の残る窓から島々を。
さらになんと、僕はその船『きらら』の操舵席に。
コンパスの240度を頼りに進路をいざ、宮島(厳島)に〜。
暮れなずむ空、渡る風さわやか、波穏やかなり。
そんなひとときでした。
みなさん、ぜひこの航路で広島と宮島をおたのしみください。
宮島では僕の友人、佐々木くんがオーナーの『伊都岐(いつき)』へぜひ。
町家をカフェ&レストランにしたお店は
オリジナルスモーク(燻製)、自家焙煎コーヒーと
お酒を堪能できますよ。
それとお昼時にはランチもあるので重宝します。
まだまだ観光ガイドに載ることの少ない素敵なお店です。
それでは、進路は、明日からのあたらしい一週間に向けて。
ヨーソロ〜♪
昨日の夕方、沈みゆく黄金色の太陽と、夕立という、
めずらしい奇妙な光景を、僕はタクシーの中で目にしていた。
———-
昨夜中にこのエピソードと写真をアップする約束を
交わしていたにも関わらず、
たしか11時少し前ころ、PCの電源がONのまま、
僕は部屋を移動してベッドのうえでウトウト…。
気付くと午前3時!やっちゃった〜
———-
という経過(言い訳)のもと、
昨夜アップするはずだった画像をいま公開するね。
僕の祖父、誠さんです。
僕が生まれた時にはすでに亡くなっていて、
会えるのはいつもこの写真の中であったり、
母から聞かされた話の中です。
明治生まれの祖父は66年の人生を全うしました。
いまの僕はその歳まであと10年ほど。
まだまだアオイ僕だけど、
10年後、祖父に少しでも近づいていたい。
男でありたい。
そして祖父の年齢を超えたそのとき、
誠さんに僕をみていただきたい。
あなたは、なんとおっしゃるのだろうか。
すべて別の場所、時間だ。
それぞれの世界を断片から探る、その想像の行為はおもしろい。
ここに短い言葉が加わるとさらにたのしくなる。
たとえば、「たくらみ」。あるいは…